みよし市_キャンプ好き夫婦が建てた古民家カフェな家
みよし市に建つO様ご夫婦の「キャンプ好き夫婦が建てた古民家カフェな家」をご紹介します。
閑静な住宅街で、ひときわ目を引く外観が特徴的な家です。
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深い緑で自然を感じさせる外観
通りから見ると長方形でシンプルなかたちをした外観。
外壁材には深緑のガルバリウム鋼板とレッドシダーを使用し、ご夫婦が大好きなナチュラルでアウトドアな雰囲気に仕上げています。
駐車スペースは、3台車をとめられるように設計。
ご夫婦それぞれの仕事で使う車のほか、キャンピングカーをとめておくことも出来る広さがあります。
玄関ポーチ前には、家の世界観に合わせた雰囲気の門柱とポスト。
宅配ボックス付きのポストは深いグリーン。
古い枕木を立てた門柱には、真鍮の船舶照明を取り付けています。
ファミリー動線の玄関
玄関ドアを開けると、奥行きのある土間が。
足元を飾るのは玄昌石という艶消しの黒い石。
左手にはお客様用の入口として、すぐにLDKへつながる開口が開けられています。
土間を奥に進むと、右手は家族分の靴が十分に納められるシュークローク。
シュークロークの奥には、ジャケットや鞄などを置くためのハンガーバーつき棚が造作されています。
お出かけ前に上着とバッグを身に着けて、靴を履いて外へ、という動線設計は、毎日のちょっとしたことをさり気なく支えてくれます。
味としての「古さ」
玄関収納の突き当りにはトイレがあります。
個室全体をグレーの壁で統一して、ワントーン明るさを落としました。
古い建物が持つ静かさにも似た空間では、真鍮のライトやペーパーホルダーの無機的な光が暖かく映ります。
トイレを出てLDK側へ入るところには造作洗面台を設けています。
こちらは奥様お気に入りの写真からデザインしました。
鏡の枠は太めの古材で仕上げ、ビンテージ感を演出。
琺瑯の洗面ボウルに合わせるのは、レトロなハンドルのついた真鍮製の水栓です。
壁のスイッチやタオルバーも真鍮で合わせています。
背面の壁紙はグレー。
そこに艶のある黒のモザイクタイルを貼り、手洗いスペース全体の世界観を完成させました。
古民家カフェの居心地
LDKの主役は、照明ひとつひとつまで奥様がデザインを決められたキッチンです。
古民家カフェのような落ち着きを感じられる居心地と、大好きなお菓子作りを存分に楽しめる造作の数々がデザインされています。
ウッドワンのキッチンはステンレス製のフラットトップ。
腰壁がないので高さが抑えられ、キッチン全体を落ち着きのある印象にしてくれます。
カップボードはあえて扉を無くし、奥様の食器コレクションがちらりと見える素敵な仕様。
カウンターの上には10cmほど奥行きがあるタイル張りの台があり、雑貨やエスプレッソカップなどのディスプレイを楽しめます。
天井面にはレッドシダー。
吹きガラスのペンダントライトが、あめ色の輝きでくつろぎの時間にぬくもりを与えてくれます。
好きな場所でなら。
世界観を造り込んだキッチンの隣には、横長のカウンターを備え付けたワークスペースを設けました。
保育士の奥様が持ち帰った仕事などをするときにも使いやすいように、本や物づくりの材料などを整頓しておける収納も造作しています。
仕事、育児、家庭、趣味と時間に追われることがあっても、自分の好きな居場所でなら頑張れる。
日々の活力にもなる場所です。
キッチンからの眺め
リビング階段は吹抜けに面したオープンタイプ。
「キッチンに立った時に目に入る場所」として、壁の色や階段手すりなど見え方にもこだわりました。
階段下の空間を活かした収納は三角屋根の入り口に。
LDKにシンプルな愛らしさを添えてくれるデザインです。
家でもアウトドア
キャンプなどアウトドア好きなご夫婦。
ウッドデッキを暮らしの中でしっかり使えるようなデザインにしました。
レッドシダーで軒天を飾った屋根と、風よけの袖壁があるので、少しの雨ならデッキの上で遊ぶことが出来ます。
芝生を敷いた地面の高さとデッキ高を揃えた設計で、LDKからウッドデッキ、そして芝生へとひとつながりの空間として感じられます。
土地の高低差を活かしたデザインは、家と庭を同時に設計し施工することで実現しました。
清涼感と勝手の良さ
1階の角にある脱衣室、そしてお風呂は、白を基調とした清涼感漂うスペースに仕上げました。
三面鏡を備えた洗面化粧台は、コーラーのシンクにサブウェイタイルと艶のあるホワイトを合わせて。
マットなテクスチャの黒い水栓が場を引き締めます。
ちょっとしたニッチを配置する奥様のセンスが、細部までいきわたっています。
脱衣室で洗濯物を干せるよう、上下2段の物干しポールを設置。
バスタオルやパジャマなどを置くための可動棚も備えています。
浴室はユニットバスに、レッドシダーの天井を合わせました。
可変性のある子供部屋
今は8畳弱のひと部屋ですが、将来子供たちが個室で勉強する年齢になれば2部屋に区切れるように設計した子供部屋。
個室が欲しくなる頃には部活や友達付き合いに忙しくなるので、部屋のサイズ感はあえて小ぶりに。
2階は収納部屋も充実させています。
棚とハンガーパイプを備えたウォークイン、勾配天井を活かした小屋裏収納など、大物や使用頻度の低いものをきちんと片づけておくことが出来ます。
主寝室はアクセントクロスにダークな色を選んでいます。
ベッドのヘッドボードの高さに合わせて、小物を置けるカウンターを造作しました。
キャンプ好き夫婦が建てた古民家カフェな家、いかがでしたか?
レイアウトの見学会ではこのような家が完成したときに内覧していただけます。
すべての家がたった一つのデザインですので、気になる家があったら是非ご参加くださいね。