太陽光パネルの地域差と「生活者の声」の落とし穴
date:2022.07.15
こんにちは、広報の清水です。
そろそろ暑くなってきますが、皆様のおうちの電気代、この夏はいくらくらいになりそうでしょうか?
先日、「省エネ家電よりも省エネになる方法」という小さいコラムを書きましたが、エネルギーそのものの値上がりや、円安の影響が家計を直撃していますね。
何事も、対岸の火事ではないなぁ、無知だといけないなぁと気が引き締まります。
何気なく目にはいったテレビ番組でも、暮らしとエネルギーの問題について取り上げられていました。
そこで話題になっていたのは、「戸建て住宅への太陽光パネル設置の義務化は是か非か」、という話。
2020年に省エネ基準義務化が見送られていますが、いよいよこのままでは置いてけぼりになりそうな日本の住宅業界。
省エネではなく、創エネ、エネルギーを作り出す方法として、各家庭の太陽光発電は有効な方法のひとつだと思います。
ただ、「太陽光載せたからって、本当に使い物になるの?」というのが、テレビ番組の主旨でした。
コメンテーターたちは、東京在住。
「ビル影もあるし、狭小地で屋根も狭いし、発電量に期待できる?」というコメントが目立つようでした。
なるほど、と思いました。
共感住宅レイアウトのオーナーさま邸にも、太陽光パネルは載っています。
売電価格と相談しながらではありますが、余剰売電や全量売電などされています。
「電気代が値上がりした2022年までは、売電価格が買電価格を上回っていました」と教えてくださったオーナーさまもいらっしゃる。
「生活者の意見」というのは、とてもリアルな感想です。
でも、住んでいる場所、環境によって、「当然」は変わります。
それを知らないで情報をうのみにすると、自分たち家族にとって最善の方法を掴みそこなう恐れがあるんだなーと感じました。
特に、地域の皆さんの暮らしをより良くしよう!とご提案させていただく側の私達は、近くで聞こえる「リアルな声」はもちろん、
隣の県、遠くの地域、海の向こうの声まで、広く深く聞かなければなりません。
気を引き締めて、2022年、残りの半分を行きたいですね。
清水でした。