設計のレイアウト:フローリング1強!・・・ではない
date:2020.09.11
こんにちは!暮らしをつくる西三河の工務店・共感住宅ray-outの清水です。
さて、共感住宅ray-outのYouTubeチャンネルにUPされている動画から1つをご紹介するコーナー。
今回は、フローリングやタイルなどの床材についてです。
面積が大きくおうちの印象を左右するのが床材。
フローリングはどんな種類や違いがあるの?
フローリング以外の床材は、何を基準に選べばいいの?
など、この動画では暮らし方を基準にした床材選びのコツをお伝えしています。
動画で見たい方はこちらからどうぞ~(*’▽’)
【床材って結局何がオススメ?】
床材には、フローリング、タイル、石などがあります。
フローリングにも「無垢フローリング」と「合板フローリング」があって、
無垢フローリングは全体が同じ木でできているもの。
合板フローリングは表面数ミリに木が貼ってあって、その下はベニヤ板などになっているもの。
共感住宅ray-outでは、温まりにくく冷めにくい「無垢フローリング」を採用しています。
玄関には、タイルや石、ビニール床などを使います。
ビニール床の中でも、「硬質塩ビタイル」は
- 靴のまま歩ける
- 水に強い
なので、脱衣やトイレの床にもピッタリ。
雰囲気を優先するならフローリングやタイルを使います。
床は見える部分が大きいので、雰囲気づくりに大きくかかわってきます。
では、実際のオーナーさま宅を見ながら、床材と雰囲気を見ていきましょう。
無垢フローリングを使うメリットは、
- 温まりにくく冷めにくい
- 凹みや傷がついても見た目が大きく損なわれない
ただ、傷自体は付きやすいので、それを前提に生活しましょう。
無垢フローリングは樹種や見た目によって価格が変化します。
また、木の種類で硬さが違うので、傷がつく量が変わります。
どういう雰囲気にしたいのか、生活するうえで特に気になることは何なのか、で選ぶと良いですよ。
こちらはカバ桜。
カバ桜は明るめの材なので、お部屋が優しい雰囲気になります。
無垢フローリングならではの色のばらつきも感じられますね。
カバ桜は硬い素材なので、床材としては使いやすいです。
こちらもカバ桜ですが、色の濃淡が少ないタイプ。
床材の色の濃淡が少ないと、すっきりとした雰囲気のお部屋になります。
気になる無垢フローリングのお手入れですが、硬く絞った水ぶきや、乾拭きで大丈夫です。
塗装は、最近では染み込ませるタイプのオイル塗装が主流になってきました。
定期メンテナンスも、オイルを買えば自分でオイル塗装できますよ。
お勧めのオイルはオスモカラーです。
刷毛などで塗り延ばして、布で吹き上げましょう。
こちらはオークの無垢フローリング。
カバ桜と比べて、少し木目が強く、ワントーン暗い雰囲気になります。
オークは日本名ではナラと言って、古くからよく使われてきました。
色々なデザインに合いますし、硬いので、見た目も、使い勝手も良い床材です。
こちらのおうちのオーナーさんからは、「明るいけれど落ち着いた雰囲気が欲しい」と希望がありました。
フローリングの色に合わせて、造作家具や建具の色を決めると、全体の雰囲気を統一でき、落着きに繋がります。
オークの注意点としては、木目が強調されるので、つくりたいおうちの雰囲気に影響するということ。
家全体の雰囲気から、オークを選ぶかどうか、考えてくださいね。
次はアカシアの無垢フローリングをつかったおうち。
アカシアは色が少し濃いので、トーンの落ち着いたおうちにしたい時に使います。
木目の線が出にくい特徴が、木目の目立つオークとの使い分けポイントです。
アカシアはちょっとやわらかめの床材。
歩いていて硬さを感じにくいのがメリット。
傷がつきやすいのがデメリットです。(とはいえ、どの無垢フローリングでも傷はつきます)
アカシアを塗装するとこんな感じ。
色の濃淡の差が縮まって、統一感のある雰囲気になります。
こちらはボルドーパインの無垢フローリング。
フランスのボルドーでとれる木です。
パインは床材としてはやわらかく、木目がはっきりとしておらず、節の目が多いです。
ボルドーパインは、パイン材の中では節の数がやや少なめ。
甘くてナチュラルな雰囲気にピッタリです。
このほかにも、黄みが強く硬い「メープル」、
白っぽくさっぱりとした「胡桃」、
独特の和な雰囲気を持った「杉」などがあります。
次はその他の床材について。
水濡れが気になる玄関などには、フローリング以外の素材を使うことが多いです。
手入れのしやすさとデザインの多様性をとるなら、硬質塩ビタイル。
フローリングと同じような感覚で拭き掃除ができるのが良いですね。
掃除が得意でない人には、硬質塩ビタイルをおすすめします。
質感の良さで選ぶなら、タイルや天然石。
タイルは、玄関のほかにキッチンに使っても良いですね。
また、ホテルライクな雰囲気がすきなかたは、
浴室や脱衣室、トイレも、壁と床をタイルにしてみてはいかがでしょう。
高級感と統一感が出ますね。
まとめ。
- 床材選びのポイントは
- 家全体の見た目や使い方から選ぶ
- 手入れのしやすさ、素材の耐久性に注目
- 必ず実物を見る
この3つです。
見た目を大きく左右する床材。
と同時に、常に足で触れるものだから、用途に合わせて使い勝手を考えたいですね。
完成見学会やオーナーさん宅訪問、モデルハウスなどへ行った際は、全体と部分どちらも注目してみてください。
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