『この家って、いくらなんですか?』への答え
date:2020.01.17
検索のサジェスト、便利な機能ですよね。エゴサにも精が出ます…(;・∀・)!
「共感住宅レイアウト」を入力すると、「坪単価」がサジェストされます。
また、興味をもって合いに来てくださるかたや、メールでも、「坪単価」や「家の値段」はよく尋ねられます。
そのたび、お値段は公開していない旨をお伝えします。
なぜ?
それは、オーナーさまのおうちで、個人情報だからです。
ローンを組んで家を買う人が多いなかで、
家の値段が分かる ⇒ 年収がなんとなーくわかる!
自己資金や親の援助があったとしても、本人や周囲の人にそれだけの財力がある、ということが見えてきます。
工務店は、そういった個人情報を守らなきゃ困りますよね。
そして、「坪単価」を知りたいあなたにとって、もっと大事なこと。
「坪単価」や「家の値段」を尋ねるのは、「自分の予算に合うかな」を知りたいからだと思うのですが、
ご存じでしたか?
「坪単価」って、会社さんによって含める範囲が違うんですって……。
「坪単価」の設定が会社によって違う、とは?
建物の本体価格÷延べ床面積=坪単価
建物の本体価格が5000万円で延べ床が50坪のおうちなら、坪単価は100万円です。
が、坪単価の出し方には共通のルールはなく、例えばベランダやなど本来であれば延べ床面積には含まれない部分もプラスすれば、割る面積が増えるので、坪単価はダウン。
また、キッチンやトイレなど住宅設備の値段によって同じ延べ床面積の家でも本体価格は変わります。
- A社とB社を坪単価で比較しよう!
- 建物代を〇〇万円で収めたいから、坪単価は××万円!
といった比較・検討は、なかなか難しいです。
実際にかかるお金は、建物建築費だけではない
土地の登記費用、地盤改良や水道の引き込み工事など、「家の鍵を手に入れて住み始めるまで」にかかる費用は、土地代と建築費用だけではありません。
また駐車場やカーポート、玄関までのアプローチ、植栽などの外構費用も、ニーズや土地の面積、家とのバランスによって様々です。
同じ広さの土地に同じ延べ床面積の家を建てたとしても、必要になる資金は同じ額にはならないのです。
どうやって「マイホームの予算」を見積ればいいのか
坪単価だけで住宅資金を見積るのが難しいなら、自分たちの資金で納得できる家を手に入れるには、どうすれば良いでしょうか。
まずはやっぱり、気になっているハウスメーカーさん・工務店さんに「私たちの予算と叶えたい暮らしは、これです!」と話を聴いてもらうことだと思います。
いくら予算を見積っておけば安心なのか分からないときは、そこから一緒に考えてくれる会社さんがおすすめ。(共感住宅ray-outもやってますよ~(*’▽’)ノ)
大事なのは、「あなたが建てようとしている実際の家(=叶えたい暮らし)」を「あなた自身の予算」と照らし合わせて考えてもらうこと。
予算と、暮らし、どちらも満たす提案があれば、採用!
予算が合わない、生活のイメージがなんか違う。そうなれば、次へ。
なかなか手間です。
最初に当たった会社さんで話が進むとも限りません。
でも、そこで50年以上、過ごすこともあるマイホームを建てるのです。
じっくり検討しても、多少時間がかかっても、じゅうぶんに価値はあるのではないでしょうか。
まとめ
- 坪単価をお伝えしないのはオーナーさまの大事なおうちだから
- 坪単価を聴くより、「いくら予算があるか」「どんな暮らしがしたいか」を聴いてもらうことが、マイホームへの近道
気になる工務店・メーカーさんにて、トライしてみてくださいね~!