素敵なお料理に思うこと。
date:2024.12.15
こんにちは、PRデザイナーの清水です。
皆様は、遊びの計画を立てるのは好きですか?
弊社には、遊びの計画を練るのが上手なスタッフがおります。
エクセルで旅程をつくるほどだそう!
私はというと、あまり得意ではありません。
行きたいところ、したいこと、食べたいもの。
そういったことがあまり浮かんでこず、調べても目が上滑りする時間が過ぎていく有様です。
とはいえ、家族での時間や思い出を充実させたいので、苦肉の策。
最も興味が持てる「レストランでコース料理をいただく」を目的とした遊び計画を立てています。
最近感動したのは、山梨県のホテル「ハット・ウォールデン」でのお食事。
宿の外観やお部屋の写真が素敵だったので予約しました。
伺ったのは10月。
愛知県では半袖でちょうどよい気候でしたが、南アルプスの近くは空気が冷たく、久しぶりに「寒いね」と口にしました。
さらに驚いたのは、前菜に「カブ」が出たこと。
冬野菜の代表ともいえるカブが、この時期にいただけるなんて!と、驚きつつ舌鼓を打ちました。
レストランがある地区の、さらに北のほうで育てられているそうで、「これだけ寒いなら」と納得。
シャキッとした硬さと、少々の苦み、カブらしい香り。
ピンク色をした川鱒の脂とよく合いました。
カブのほかには、ミョウガの酢漬けが美味でした。
甘酢とミョウガの独特の風味が、唯一無二の味わいに。
刻んで汁物やちらしずしに乗せるだけの世界から、新たな地に一歩踏み入れたような感覚でした。
フレンチは、お野菜が大変美しく提供されますよね。
お野菜そのものとしてだけでなく、ソースやスープにも味わいや彩りが生かされて、なじみの物でも初対面のような期待があります。
一般消費者むけのお野菜とは、品種からそもそも違うのかもしれませんが、プロの手にかかるといくらでも新しいものになるんだなぁと感じますね。
傲慢かもしれませんが、今の時代、素材はほとんど発見されつくしているのではないかと思います。
でも、それをどう料理するかは料理人次第。
アイデアや創意工夫、その人らしさも、そこにあるのではないでしょうか。
奇抜な素材や手法でなくても、人を感動させることができると私はいつも思っています。
家づくりもきっと同じですね。
清水でした。