家具選びの考え方
date:2024.11.29
こんにちは。PRデザイナーの清水です。
いよいよ上地のモデルハウスがオープンしましたね。
もうご覧いただきましたでしょうか?
►上地のモデルハウス詳細はこちら
玄関横の中庭に、まるで上品なホテルのような洗面台。
リビングのソファに腰掛けると、大きな窓から青空と流れる雲が見える。
ここの2つが個人的に好きな場所です。
さて、私は室内の家具インテリアを担当しました。
(実はインテリアコーディネーターの資格を持っていたりします!)
せっかくなので、モデルハウスの家具選びとそのポイントをお伝えしたいと思います。
①家のデザインテーマ決め
家具のインテリアは、楽しいですが悩ましい部分でもあります。
空間づくりや内装が素敵に決まって、さあ家具をどうしよう?となったとき、まずは家のデザインテーマ決めをすると良いでしょう。
北欧風かな?インダストリアルかな?ギラギラ系?和風?
曲の雰囲気を判断するように、家の雰囲気を把握して「これで行く!」と決めてみてください。
インテリアデザインの用語でなくてもOKです。
しっくりくる言葉選びが大事ですよ。
今回モデルハウスでは、「グレージュとダークグレーのゆったりモダン」をメインテーマにしました。
壁や床の色で支配的なのは、明るめのグレージュ。
そこに、階段の濃いグレーが大きなインパクトをもたらしています。
面積や主張が大きい部分に合わせることで、テーマはおのずと決まってきます。
まとまりがない場合は、あえてその「ミックス」な雰囲気をテーマに据えると面白いインテリアになるのではないでしょうか。
「ゆったりモダン」は、すっきりとモダンだけれどリラックスできる心地よさを入れたいなと思った次第です。
木の存在を感じる北欧風やジャパンディとは、ちょっと違う雰囲気を目指しました。
②メインカラー決め
家のデザインの方向性が決まったら、次はメインカラーを決めると良いでしょう。
実は、家の方向性が決まると同時にメインカラーもだいたい決まっています。
「家の中でいちばん大きな面積の色=メインカラー」と覚えておくとひとまず安心です。
モデルハウスでも、グレージュをメインカラーにしました。
③アクセントカラー決め
アクセントカラーは、いろんな所にちょこちょこっとある、そんなイメージです。
クッションや小物をアクセントカラーで揃えてあげると、室内に統一感が生まれます。
モデルハウスでは、深いグリーンをアクセントカラーに決めました。
その理由は、リビングの大谷石。味わいのある浅い緑色です。
石貼りは落ち着きや上質を表すアイテムですので、アクセントカラーも反発せず、馴染むようグリーンを選んでいます。
④アイテムの形・質の統一
なにかにつけて、一体感や統一感がポイントになるインテリア。
ちょっとしたアイテムにも、素材や質感、形の統一感を持たせてあげると良いですよ。
モデルハウスではやはり階段が大きな影響を与えてくれました。
スチール(ぽく見える)素材であること。細い・暗い・棒状の脚。つや消し素材。
このような「統一ルール」を設けています。
①~④まで決めてしまえば、あとは家具屋さんへ行って、プロにお任せ。
WEBで自ら探すときも、色や素材で絞ってみると見つけやすくなります。
そして、お値段も大事な要素です。
予算が決まると、おのずとアイテムも絞られてくるからです。
どうしても欲しい家具があるけれど予算が届かない場合は、家具貯金をするのも良いですね。
ここまで家具の選び方についてお伝えしましたが、何より大切なのは「気に入るかどうか」です。
プロにおすすめされたとしても、それを好きだと思えない、こっちの方が好き。そう感じたなら、自分の心に従うのが良いと思います。
ちょっとちぐはぐでもOK。よく言われるテイストに沿っていなくてもOK。
納得のいく家具選びをなさってくださいね。