滋賀の家展に行ってきました
date:2024.10.14
こんにちは。共感住宅レイアウトの設計の池田です。
先日、滋賀県立美術館で開催されていた、滋賀の家展に行ってきました。
滋賀の家展なので、滋賀の家の移り変わりや、滋賀に建っている有名建築家が建てた家の紹介のような展示が多かったです。
家の外観の形が、最終的に決まるまでに、どのような試行錯誤を経てその形になったのかという
手書きの図面などもあり、とても興味深かったです。
滋賀県立美術館は会館した当時、「あなたの応接間に」をモットーの一つとし、
その後、「リビングルームのような美術館」へと目指す姿を改めました。
ですので、美術館開館40周年を記念して開催された建築展では、美術館を住宅と見立てたプロジェクトが始まりました。
その際に出来上がったのが、建築家の伊礼智による離れとしての小屋〈湖岬の方丈〉と
竹原義二による縁側的空間〈素の縁側〉です。
どちらの建築物も、滋賀県立美術館のエントランス前で見る事ができました。
正直な感想としては、〈湖岬の方丈〉は、小さい家の中で最大限空間を利用し、
外からの見た目も落ち着きと素朴さがあり見ていて面白かったです。
〈素の縁側〉は、美術館にくっつくような形で縁側が作られていたのですが、
交わりきれていない感じで、なんとも気まずい空間が出来上がっていました。
今回は滋賀の家展を目的に見にいきましたが、一番興味深かったのは、
常設で展示されている遊具です。
どの遊具も人とぶつかるような設計がされており、なぜだろう?と思っていたら、
コミュニケーションをとらないと遊べない遊具と書いていて、感慨深かったです。
美術館にくると、そういう面白い発想を体験できるので、楽しいですよね。