花粉症対策 木材利用 促進事業
date:2024.10.16
こんにちは 共感住宅レイアウトの加納です。
いつの間にか、季節はすっかり秋模様となってきましたね。
秋の花粉症の季節です・・・
私は、スギ・ヒノキ花粉にアレルギー反応がでませんが、
イネ科とキク科に反応するため、秋の花粉症対策が欠かせません。
鼻アレルギー全国疫学調査によると、
花粉症の中で一番多いのはスギ花粉症で、日本の人口の約38.8%もいます。
春のイメージのスギ花粉ですが、秋にもわずかに花粉が捕集されているようです。
さらに年々花粉症患者は増加していて、医療費を圧迫する「国民病」ともいわれています。
そこで、2024年度から全国木材組合連合会が「花粉症対策 木材利用 促進事業」に取り組み始めました。
林野庁の「花粉の発生源対策」として、スギ材を「伐って、使って、植えて、育てる」の取り組みです。
「伐って」は、木材会社・プレカット業者ができること。
「使って」は、私達のような木造住宅を扱う工務店ができること。
「植えて、育てる」は、林業関係者ができること。
「花粉症対策 木材利用 促進事業」は、
「使って」の部分に賛同した工務店・お施主様には補助金を支給します というもの。
・花粉症の原因であるスギの木材を、柱や土台、横架材などの構造材として積極的に使用する
・来年も再来年もスギ材を継続的に使用する
上記のような規定がたくさんあり、提出書類も多く、審査に通らなければ補助金は支給されません。
結局、スギ以外の木材を使用しようとなれば、スギ花粉症対策の意味がなくなってしまいます。
日本のスギ花粉症患者を減らすために、もっと業界関係者が協力して
森林資源を循環利用しやすい対策ができたら良いのになぁと感じた木材利用促進事業でした。
イネ科・キク科は、草本植物が多いのでの花粉症の根絶が難しいかもしれませんね。
共感住宅レイアウトの加納でした
写真:photoAC