正解はあるのか
date:2024.05.21
こんにちは、PRデザイナーの清水です。
皆さんはサブスクの利用をされていますでしょうか。
動画、音楽、美容、食品など様々ありますが、私は最近Prime videoで映画を見るのが楽しみのひとつです。
時間は有限、作品は膨大ですから、何を観るか・観ないかは重要なところ。
あまり映画に詳しくないので、SNSから入る情報をもとに鑑賞タイトルを決めています。
先日は、「十二人の怒れる男」を観ました。
▶「キネマ旬報」で「十二人の怒れる男」のストーリーを見る
有名な映画ですし、「12人の優しい日本人」というタイトルで三谷幸喜がオマージュしたものをご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私はオマージュ作品を10代の頃に観て話の展開や会話が面白いなぁと思った記憶があります。
▶「キネマ旬報」で「12人の優しい日本人」について見る
この映画は1957年にアメリカで製作された、密室劇です。
父親殺しの罪で裁かれる少年について、12人の陪審員に選ばれた男たちが有罪か無罪かを決める、という話。
リアルタイムの会話のみで進んでいくので画としては地味なのですが、12人の男たちの主張や考えが変わっていくさまが非常にスリリングで面白いのです。
フリー素材ぱくたそ[ https://www.pakutaso.com ]
映画では少年が死刑になるか否かを握る大人たちの激論となっていますが、議論や討論によってモノの見方が変わったり、自分の偏見に気づかされることは私たちの日々の暮らしでもありますよね。
その時代・その集団に生きていると違和感がなかったことも、違う世代の人や遠くの文化の人の意見を知ることで、「あれ?」となったりします。
いつも思うのは「決められた絶対の正解はあるのか」ということ。
例えば、キッチン。最近では、オープンキッチンで対面型というスタイルが人気です。
昔は料理をする人が隅に追いやられていて、子どもの様子も見られなかったよね、という具合。
ですが、「オープンキッチンで対面型」が最上級に良いかたちなのかというと、それは……?
何が優で何が劣ということでなく、目の前の人が重視するものを偏見なく尋ねられるようにしておきたいなと思います。
各々の見解を言葉にして戦わせる映画の中の12人を見ていると、カッとならずに聞く耳を持つ大切さを改めて実感しました。