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光影のデザイン

date:2018.03.03

家の建替えで、一時アパートに引っ越し。
アパートのキッチンはIHなので、今まで使用していたガス用の調理器具が使えないという初日を迎えました(;_:)
岡崎市・豊田市を中心に注文住宅、新築一戸建てを手掛ける共感住宅レイアウトの野口です。

 

照明というのは、建物の設計・デザインをする上でとても大切です。
照明一つで全ての印象がガラリと変わります。

 

照明の設計は、「照明の下でこういう作業する場合はこれぐらいの明るさが欲しい」というのが示されています。
例えば「リビングだと200lx(ルクス)がいいですよ~」っという基準があり、団らん・娯楽を想定しています。
読書や手芸をする場合はもっと明るい500~1000lx(ルクス)が必要になりますね。

 

建築業界ではこの考え方をそのまま採用して、部屋のどこでも同じぐらいの明るさになるような照明配置が普通でした。
でも、それだとこだわった仕上げ材や空間が真価を発揮できず  ”おしゃれな空間だな” って感じてもらいにくかったと思います。

 

そこで、光だけでなく『影のある空間』をつくることで ”やすらぎ” や ”落ち着き” を感じれるようになりました。
自宅をホテルやバーのような落ち着いた雰囲気にしたり、手元だけ読書に適した明るさをつくる。
その部屋の使い方にあわせて明るさが調節できると、日常生活の満足度が上がりますね。

 

賃貸アパートのように、天井に1つシーリングライトがある空間より、
いくつかのスポットライトやペンダントライト、間接照明で演出した空間が好きだな~って感じている方は、
是非、照明器具本体だけではなく「照らす場所」と「影の見え方」も気にしてみてください。

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