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土の力。根付く芝生の貼り方とその理由

date:2023.08.24

こんにちは、清水です。

今回は、庭師さんに聞いた「土のすごい力」についてお伝えします。

 

土は植物にとって重要

土は、植物には無くてはならない存在です。

土の扱い方ひとつで、芝生の根付き方や樹木の育ち方が変わります。

 

芝生を自分で張ったけど、なかなか根付いてくれなくて枯れてしまったとか、

鉢植えの植物がなかなか育ってくれない、なんて経験をお持ちの方も多いと思います。

 

そこで今回は、土の使い方を通して、根付く芝の貼り方とその理由をお伝えします。

共感住宅レイアウトの庭師さんに直接聞いた事ですので、ぜひ参考になさってくださいね。

 

土がなぜ重要か

芝生を張るときに、土がどのようにかかわってくるのか。

それは、「目土」という工程にあります。

 

芝生が売られている姿を見た事はありますか?

30cm程度の四角いシート状になっていて、それが何枚も束ねられて売られています。

これを、芝生にしたい場所、もちろん土の上ですが、敷いていきます。

床にタイルや石を敷く時の様子に似ています。
新築の庭に芝生のシートを張って庭づくりをする庭師

芝生のシートを敷いたら、その次の工程が先ほどの「目土」です。

 

「目土」とは?

目土とは、シートとシートの間に土を埋め込む作業です。

下の画像のように、オレンジ色で示した部分に土を入れます。

タイルの目地の様ですよね。

 

なぜ芝生を張ったら目土をするのか

なぜ芝生に目土をするのか。

それは、乾燥を防ぐためです。

 

季節や施工場所にもよりますが、目土をしないと芝生シートの隙間から水分が蒸発して、下の土が乾いてしまいます。

目土で隙間をカバーして、乾燥を防ぐのです。

庭師さん曰く、目土をする・しないが、きちんと根付くかの分かれ目だそうです。

 

また、初めて芝生を敷く時だけでなく、一度根付いた芝が禿げてきたときにも目土をしてくれました。

そうすると、茶色くなっていた芝が青々と茂ったことがあります。

 

土を入れるか・入れないかで庭づくりが劇的に変わるのですから、「たかが土」と侮ってはいけませんね。

土にも鮮度がある

土において、もう一つ大事なことがあります。

鮮度です。

 

土の鮮度が重要だと実感したエピソードを1つ。

先日、小さなユーカリを購入しました。ユーカリは強いことで有名な植物です。

 

ちょうど5-6年前の鉢植えの土が残っていたので、そこに植え替えました。

すると、2日で目に見えて元気がなくなり、1週間で葉っぱがほとんど落ちたのです。

先の庭師さんに相談したところ、土のせいだから、新しいものに変えた方がいいとアドバイスをいただきました。

 

そこで100均の土に植え替えたところ、2-3日後には、葉が落ちたところから若葉が出てきたのです。

3週間経つ頃には複数の小さな葉っぱがぐんぐん伸びる状況に。

植物というと、水や肥料の“追加で与える系”に注目しがちでしたが、土でこんなに大きく変わると実感。
葉が落ちたところから若葉が出てきたユーカリ

プロに聞いてよかった!

そして、そんな庭師さんにお客様の家の庭づくりを担っていただけている安心感!

 

土は大事

以上、植物にとって土はとても大事だ、という事をお伝えしました。

観葉植物や素敵な庭で癒しや安らぎを求めたい時。

一緒に土のことにも思いを巡らせると、より豊かなグリーンライフを送れるのではないでしょうか。

以上、清水でした。

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