検証!?除湿器の効果
date:2023.07.17
こんにちは、広報の清水です。
昨年とは打って変わって、梅雨らしい天気が続いた6月中頃。
今日も部屋干し~と除湿器をセットして、ふと思いました。
これ、どの程度除湿してる?
そこで今回は、簡単にですが、除湿器がどれだけ除湿したかを数字から見ていきたいと思います。
使用した除湿器は、CORONAのBD-H1023です。
1.時間ごとの気温と湿度の推移
まずは、部屋干しの環境について。
・RC造アパート3階/3階
・ベランダに面した6畳帖和室
・引き違いの吐き出し窓あり
・押し入れ1つあり
・6畳用エアコンあり(OFF)
よくあるアパートの一室をイメージしてください。
次に、4つの時点の室温と湿度をご覧ください。
温湿度計は、洗濯物から3mほど離れた地点で、床上1m程度の場所に置いています。
10時50分:27.1℃、71%
11時50分:27.3℃、65%
14時35分:28.6℃、52%
15時15分:29.3℃、49%←ここで乾燥完了
更に、当日の岡崎市内の温湿度も一緒に載せておきますね。
2.絶対湿度量の変化
さて、実際にどれだけ除湿されたのかは「%」で表示される「相対湿度」からは分かりません。
空気1kg中に含まれる水蒸気の量「gグラム」が、いかに減ったのか。これが除湿の効果です。
言葉ではなかなか伝えづらいので、温度と絶対湿度量をグラフ化して、空気中の湿度がどれだけ除湿されたのかを可視化してみましょう。
注目は、点線で表されたグラフ。
赤の点線(外気の絶対湿度)に比べて、青の点線(室内絶対湿度)が徐々に下がっているのが分かります。
室内の絶対湿度だけを抜き出してみてみましょう。
時間と共に、空気中の水分量が減っていますね。
11時の16gから、15時の12.5gへ、空気1kgに対して3.5gの除湿です。
これは、例えば26℃の環境であれば、相対湿度75%から59%まで減少したことになります。
3.除湿器の効果
外気の絶対湿度量が減らなくても、室内の絶対湿度は減った=その分除湿した、ということでした。
厳密な実験ではないので推測ですが、除湿されたのは除湿器の働きによるものではないでしょうか。
除湿器、いい仕事してますね。
さて、湿度は様々な理由で上がります。
部屋干ししたり、人間がいるだけでも上がりますし、外のじめじめした空気が入ってきても湿度はあがります。
ご家庭で対応する方法として、除湿器はとても便利です。
その他、家の中の風の流れを考えたり、空間を広くとったり、エアコンの使い方を研究・レクチャーするのは工務店の仕事。
梅雨~夏場の快適な暮らしをお手伝いできるように、共感住宅レイアウトは研究を続けていきますね!