岡崎市_今と未来を大切にした明るい家
三角屋根のころんとしたかわいいフォルムを包むのは、白いガルバリウムの壁。
玄関ポーチは、同じく三角の屋根をした「小屋」のようなスタイルで、板張りがアクセントになっています。
解放感のあるアプローチはシンプルにコンクリートで。
広い土地ですが、芝生の面積を広げすぎないことで、きちんと手入れのできる庭をめざしました。
すっきりとした「メリーポスト」に寄り添うシンボルツリーはソヨゴ。
そのほかに、ナツメとドウダンツツジを栽えています。
心配から始まった家づくり
マイホームを持つ、ということを重大な事だと受け止めていらっしゃったご夫婦。
本当にローンを払っていけるのか、戸建て住宅では光熱費はどれだけUPするのか、メンテナンスやリフォームのためにはいくらの貯蓄が必要なのか……など、今だけではなく、将来の資金のことまで現実感をもっていらっしゃいました。
お金のことだけではなく、地震、カビ、結露などで家が傷んでしまわないかという所まで、真剣にお考えでした。
日々を考え、デザインへつなげる。
見学会でお会いしたことがきっかけとなり、マイホームを持つことを心配する気持ちを上回る、「マイホームを持ちたい」気持ちが強くなったことで始まった家づくり。
見通しをもっておうちの事を考えられていたご夫婦だからこそ、ご契約前から日々の暮らしを考えたお話をたくさんうかがうことができ、それを間取りやデザインへとつなげることができました。
LDKをもっと快適に
一戸建てをご新築する以前は、ご家族でアパートにお住まいでした。 窓がないトイレや洗面だけでなく、キッチンも暗い賃貸。
リビングの広さを確保したくても、隣の部屋との間には取り外しできない建具が。
涼をとるためにリビングの窓を開けると、車の音でテレビの声がかき消されてしまうような立地でした。
新居では、LDKを区切ることなく一つの大きな空間として設計し、部屋の南側に大きな窓を配置しました。通り側ですが、奥まった土地なので、通行人の視線は気になりません。
外の景色が絵画のよう。
ダイニングの窓は正方形に近い形を選択。外の景色がまるで絵画のようです。
キッチンの背面、西側にも横長の滑り出し窓を2か所に配置し、昼間であれば電気をつけなくても手元がはっきり見える明るさを確保しています。
さらに、リビング上部を吹き抜けにすることで、2階部分の窓からの光もLDKに届きます。
白を基調とした内装ですが、光がたくさん入ることで、決して冷たい印象にならず、温かい雰囲気を持ったおうちになりました。
2階は、未来を見据えて。
2階の子供部屋は、お子様2人で7.5畳分。今はまだ保育園に通う年齢なので、2人分のおもちゃを置いたり、広々としたプレイルームとして使います。
将来、個室が必要になったときには部屋を薄壁で区切れるよう、ドアや柱の位置を検討しました。
子供たちが巣立ってからもずっと使い続けるマイホームだから、すべての部屋を柔軟に活用できるような工夫として、棚などは造りつけていません。
1階にもWICLはありますが、服をたくさんお持ちのご夫婦、2階にも3畳ほどのクローゼットをつくりました。
こちらの広さも、子供用品を置かない前提で決められたもの。
収納は必要ですが、どうしても場所をとってしまいます。
必要な面積だけをウィークインにすることで、ほかの部屋の自由度が高まるのです。
夫婦でうれしい「オレの部屋」。
明るいナチュラル色の内装や外観は、普段おうちにいらっしゃる妻のKさんのご希望を最優先にしたものです。
対して、夫のAさんの好みはダークトーンで深みのあるインテリア。そこで、2階に1坪の書斎をつくり「オレの部屋」としました。
壁紙は「サンゲツ」の「ReSERVE」を選択。黒板クロスならではのテクスチャが、わくわくするような趣味の時間を演出してくれます。
壁際には机と棚を造作。3台のカメラと6本のレンズ、三脚2つ、ギターや三線、スケボー、野球、バドミントン用品など、多彩なご主人の楽しみを詰め込める部屋になるでしょう。
書斎以外にも、ご夫婦で300冊以上お持ちだという漫画本のために、2階廊下に全長3メートルを超える本棚を造りつけました。