大きな窓でも安心、窓の防犯対策
date:2024.08.09
新築をご検討中のみなさま、大きな窓がある家に憧れはありますか?
広々とした空間で、陽光が差し込むリビング……想像するだけで心が躍りますよね。
でも、同時に「窓が多いと防犯が心配」という不安も抱えているのではないでしょうか?
ご安心ください。
共感住宅レイアウトでは、お客様が安心して暮らせるよう、窓の防犯対策にも力を入れております。
今回は、警察庁の資料も参考に、窓の防犯対策の最新情報や、実際に共感住宅レイアウトで採用している安心できる窓について、詳しく解説してまいります。
窓の防犯方法 |
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1.窓の防犯が重要な理由
まず初めに、「なぜ窓の防犯が重要なのか」について解説いたします。
窓は、残念ながら空き巣にとって格好の侵入経路となってしまうケースが多いです。
警察庁が公表している「手口で見る侵入犯罪の脅威」(令和5年)のデータによると、空き巣を始めとした侵入窃盗の多くは、鍵の掛かっていない箇所から侵入しているそうです。
「手口で見る侵入犯罪の脅威」参照
どんなに防犯にこだわった家をつくっても、玄関ドアの鍵が開いていれば、そこから侵入されてしまうのです。
まずはドアや窓の鍵を閉めることが大切ですね。
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窓は空き巣の侵入口!鍵をかけよう! |
次に多いのが「窓ガラス破り」です。
「窓ガラス破り」とは、窓ガラスを破壊し、割れたカ所から手を入れて、鍵を開け、侵入する手口です。
窓ガラス破りは、特に、1階や2階のベランダなど、外部から容易にアクセスできる窓は、注意が必要です。
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手口は【ガラスを割る➡鍵を開ける!】 |
2.防犯のための窓の選び方
それでは具体的に、窓の防犯対策について解説いたします。
窓の形には大きく「FIX窓」と「開閉窓」があります。
FIX窓は開閉出来ない窓です。
解放感があり、室内と外部空間をシームレスにつないでくれます。
開閉窓は、開け閉めが出来る窓です。
開け閉めの方法によって、様々な形があります。
共感住宅レイアウトでは、主にFIX窓とすべりだし窓という開閉窓を採用しています。
リビングからお庭に出るための出入り口は、引き違い窓ではなくテラスドアです。
テラスドアは、外からでは鍵の位置が見えづらく、窓破りに手間がかかりそうですね。
ここで、先ほどの話を思い出してください。
侵入窃盗の手口として、二番目に多いのは「窓ガラス破り」。
「窓を割って開けた穴から手を入れて、鍵を開け、入る」でしたよね。
FIX窓は開閉できない窓なので、鍵がありません。
つまり、FIX窓にするだけで、窓ガラス破りへの対策になるのです。
また、すべり出し窓は開閉窓ですが、下の画像のように窓の開口部分はあまり広くなりません。
日本人の成人の頭長は17.8~18.8cm、頭の幅でも15.2~16cmですので、すんなりと侵入するためには窓自体を壊さなければ難しそうです。
「日本人頭部寸法データベース2001 https://www.airc.aist.go.jp/dhrt/head/index.html」参照
簡単に侵入出来ない所は、窓ガラス破りの対象になりにくいのではないかと思います。
共感住宅レイアウトの間取りの一例をご覧ください。
1階には、7箇所窓があります。
このうち5つがFIX窓で、すべり出し窓は2か所。
出入りできるのは玄関扉とテラスドアだけですね。
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「窓破り」に強い窓の形を選ぶ! |
3.防犯機器の活用
窓以外で防犯することも可能です。
センサーライトや防犯カメラを活用しましょう。
①センサーライト
窓の付近にセンサーで反応する照明を取り付けることで、侵入者を感知して照明を自動点灯させることができます。
驚かせたり、目立つことで犯人を嫌がらせる効果が期待できますね。
センサーライトは住人にとっても手元・足元を照らしてくれるというメリットがあります。
②防犯カメラ
有効な手段です。
侵入者を監視し、証拠となる映像を記録します。
抑止力として活躍してくれますね。
共感住宅レイアウトでは、ご要望に応じてこのような防犯目的のセンサーライトやカメラの設置も承っております。
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防犯機器を合わせ技で活用しよう! |
4.まとめ
それでは今回のまとめです。
今回は、新築で窓をたくさん採用する家にしつつ防犯もする方法について解説しました。
窓の防犯対策は、
① 窓やドアのカギを必ずかける
② 侵入しにくい窓を選ぶ
③ センサーライトや防犯カメラの活用
の3つのポイントが重要です。
共感住宅レイアウトでは、敷地や周辺環境も加味して、最適な窓の防犯対策を織り込んだお家をご提案いたします。
大きな窓から素敵な景色が見える暮らしを、安心して送っていただけますよ。