人も物も快適は同じ
date:2023.05.16
こんにちは。
共感住宅レイアウトの野口です。
暖かくなってきても、夜はまだ寒かったりと
外は春の季節をとても感じます。
でも、家の中では1年を通して同じような環境で
暮らすことができたら快適ですよね。
そんな風に思って家づくりをさせていただいておりますが、
先日行った美術館で気づいたこと。
美術館の展示室にはガラスケースに入った展示物も多数ありました。
そして、そこには温湿度計が置かれていました。
今まではあまり置かれているのを見たことがなかったのですが、
見てみると、
23.1℃49%でした。
23℃50%というのは、冬の季節にとって、人にとって快適な環境です。
でも、美術品に対しての温湿度設定も同じだったので、物にとっても、
いいあんばいの温湿度。
温度が高すぎても低すぎても、湿度が高すぎても低すぎても快適ではありません。
美術館は全体を快適にするのは大変です。
全体でも考えてやっていると思いますが、
大切な美術品はガラスケースで覆って温湿度を管理もしています。
美術品管理はヨーロッパ基準だと20~22℃、湿度50~55%だそうです。
ここで疑問ですが、夏はどうしているんでしょう?
ガラスケースの中を管理することは可能ですが、建物の中も
しっかりと管理しておかないと、夏場はガラスケースで結露する可能性もあります。
建物の空調である程度管理しているのかもしれませんが、
夏場は冷やしすぎれば結露します。
日本には四季があり、夏場と冬場で環境がカナリ違いますので、
1年を通して同じように管理しているわけではないのかなと思います。
夏に美術館へ行く機会があったら、また確認してみたいと思います。
今回の温湿度だと、冬場は人も物も快適に過ごせるので、
住宅では多少温湿度が上がったり下がったりするかもしれませんが、
人が過ごすところを快適にしていきましょう。